ぜんぶきみのもの

にのみやさんに納税したい

宮城に行きますという話

当落日というのはジャニオタを何年やっても何回経験しても緊張する日だ。
申込みをした後からずっと落ち着かなくて、どうにか当たりたい願望とこんだけ人数居るぜ(実数的な意味で)状態なんだから無理だょ。。という気持ちが日常の中で交互にやってきて汚い話吐きそうになる。
先週、一年の中で何回経験するかどうかのその緊張の日があった。9月に宮城県で行われるコンサート、ARASHI BLAST in Miyagiの当落日である。"BLAST"を冠したコンサートは昨年のハワイに続き二度目。
宮城に決まった時はさすがに驚いた。日経エンタか何かのインタビューでBLASTを恒例にして色んな地域を回っていきたいと語られていたので、アジアとか回るのか…パリならいけるって自担言ってたな…パスポート取らねば…とかのぼんやりした想像を正直ひっくり返された気分だった。国内か。宮城か。グランディ時代も行ったことがなかったから、正直わたしの縁の中には無い土地だった。幸い最終日だけ宿が取れたので狙うならそこ、当たらなかったらキャンセルしよう…というところまでで思考を止めた。

7月15日18:30、その時はやって来た。
もちろんこの日に向け覚悟はしていたし、いつ来るか考えないように意識して…る時点でめっちゃ考えてるやん……。という初恋?これがアオハルか???みたいな気持ちを抱えて死んだ目で一日を過ごしていたのだが、いざその時が来ると胸の辺りが一気に圧迫されるみたいな感覚になった。苦しい。もう結果出てる、TLを見る、ああこの子当たったのか……やばいもう鬱……。明らかに体調が悪くなりながら夕食のそうめんを押し込みメールを待っていたものの一向に来ない。auメールがここのところ不調なのは知っていたのである程度覚悟はしていた。しかし体調も情緒もどんどん不安定になっていく。知りたくないけど知りたい。知りたいけど知りたくない。のループで頭がおかしくなりそうだった。毎回の話だけど。
30分経っても何の音沙汰もなかったのでいい加減キレ、母に一方的に「もういい電話で聞く!!!メール来ない!!!!」と宣言し(予想通り無視された)、ナビダイヤルにかけることにした。繋がらねえ………
「嵐 コンサート」でわざわざ登録してある番号に惰性でかけ続ける。ナビダイヤルでお繋ぎします、のあの一瞬の間で全神経がぐわっと研ぎ澄まされて聴力が普段の3倍くらい上がる実感があった。無音でこんなのやってられねえよ!と思い流していたHERO(録画)を慌てて止めて、全部を右耳に集中させた。
実際のアナウンスは覚えていないけど、当選ですって言われた気がする。気付いたらばーって泣いてた。ほんとに全然泣くつもりなんてこれっぽっちもなかったのに、気付いたら泣いてて自分でもちょっと驚いた。というか引いた。でも行ける。よかった。電話を切ってふと見たディスプレイの「嵐コンサート」の横に表示された数字が(99)になっていたのだけ何故か鮮明に覚えている。
初めて宮城に行く。しかも初めてのスタジアムライブである。まさかグランディでなくひとめぼれスタジアムに行くとは小学生の自分も三年前嵐から離れていた自分も去年の自分ですら全く思っていなかったと思うけど、その時の自分に教えてあげたい。信じられないかもしれないけど、就活の年に宮城でやる嵐のコンサート行くからね。そう言ったら小学生の、三年前の、去年の自分は、笑って許してくれるだろうか。