「○○(担当)くんのどこが好きなの?」への考察
「○○(担当)くんのどこが好きなの?」
はいこれ。きたこれ。きたね。
ジャニオタ同士、同担同士ならいざ知らず、これを聞かれる機会地味に多くないですか?わたしは多いです。特に一般ピーポー非オタから。
これの正解をわたしはずっと模索している。二宮くんのどこが好きなの?どこが?えっ存在の全部???
もちろん関係性にもよるけれど、正直同じジャニオタ相手だったら答え方にも選択肢がある。ライトめに言うもよし、よくぞ聞いてくれましたとばかりに熱い思いを語り始めるもよし。同じGオタ>他Gオタくらいの規模で多少重くしてもいいかな、と思う。多少マニアックな話をしてもいいか。だって同じオタクだしな!な!!と人類皆兄弟ばりの強引な回路で無理矢理肩を組んで話始めることが出来る。君の愛もちゃんと聞くから、わたしの愛も聞いてくれ。
ところが非オタはそうはいかなかったりする。なぜならほぼ100%の確率で別にこっちの愛情の熱量を聞きたくてこの質問をぶつけている訳じゃないからである。ただちょっと聞いてみたくて。そんなに好き好き言ってるけど何が好きなの?どこがいいの?たぶん気軽さのレベルで言えば昨日夕ご飯何食べた?と並ぶレベルだろう。夕食のメニューについて熱く語られたらぽかんとするように、非オタの人間からしたら我々がどんなに自担愛を熱く語っても相手の心をも熱く出来る訳じゃないのだ。いわゆる「そこまでの答えを求めてた訳じゃないんだけど」状態。
わたしが思うにきっとこれには正解がある。正確には正解のテンプレートがある。ような気がする。
おそらくここで求められてるのは、一言で。簡潔に。分かりやすく。この三点のみである。一言。簡潔。分かりやすく。…。
無理!!!!!!!!!
いやいやいや難題すぎる。自担の、二宮さんの魅力をひとことで…??
とんだプレッシャースタディーである。京大の正解率1%とかのやつだ。これはむずかしい。だけどどうするの?「すごくかっこいいんだけどちょっと不思議で電波なところかな!酔っ払って寝る前にわざと自分の家の鍵隠して朝起きて自分で焦ったりするんだよ〜!あとマシンガンの音で毎朝起きてるところもいいよネ☆」って言う?それもそれでアレでしょ…。
そしてこういう時考えるのが自分と相手の今後の関係性のみならず相手から見た自担のイメージまでも意識するから余計に難しくなる。ってことを自分自身でもわかってはいるんだけどもどうしてもこの意識を捨てることは出来ない。あなたの中にあるまっさらな二宮さんのイメージ、少しでもプラスの方向に持っていきたい…次にテレビで見かけた時に少しでもいいイメージを浮かべて見てほしい…うちの子こんなにすごいしがんばってるんです…という保護者的意識。そしてファンだって言っちゃった以上多方面に知られていない、あなたが知らないような二宮さんの魅力をチラ見せしてあわよくば「そんな一面あるんだ!それはいいね!」的なリアクションがほしい…というちょっぴりの欲。そういったものが邪魔をしてすんなり一言簡潔にとはいかないのが常である。じゃあどうする。ここでいくつかパターンを想像してみる。
- 無難に容姿を褒める
- 比較的表に出てる要素をピックアップしてみる
- 少し踏み込んで語ってみる
顔がいい!演技上手い!は間違っていないけれど、正直うーん…って思いながら結局それで済ませてしまう。二宮さんには沢山いいところも好きなところもあるのにちゃんと対外的に伝えることが出来ないダメなオタクでごめん…という意識に胸を痛めながら「顔が好き、演技が上手い」って言ってる。たぶんこれからも言う。好きなものに傾けている情熱って誰しもが深くて熱い。自分が聞き手に回ったときにそれが興味や知識のない共感出来ない分野だったりすると、なんなら少しその熱が怖かったりする。はちさん怖い、はもちろん、わたしの暴走で二宮さん好きな人って怖い、とは思われたくはない(特にこの質問をされる時って自分と関係性がしっかり固まってない段階が多い)。だからなんとなく「ふーんそうなんだ」で済まされるくらいのものに勝手に調節してしまう。
「二宮くんのどこが好きなの?」
今後もきっと無難に答えるだろうけど、本当はちゃんと答えたい。「アイドル」と「嵐」を心底大切に思ってくれてるところ。見せないようにしたり誤魔化したりするけど、実はすごく優しくてちゃんと努力を重ねてるところ。誇りと自信を持ってくれているところ。わたしの好きな二宮さんてこんなにすごいんです。かっこいいんです。最高なんです。
如何せん今の時点でもだいぶこっぱずかしい、やっぱごめん口には出せない。Twitterもブログもある2015年に生きててよかった。言える場があってよかった。
現代社会の有り難さをこんなところで痛感しながら、今後も自分の欲を満たしつつ相手に満足してもらえるそんな正解を探して行きたいと思う。